受傷した直後の対処法が大きな分かれ道になります
[施術内容] 消炎鎮痛、骨盤矯正、骨格矯正、筋肉や循環系の調整
[通院回数] 1~3回
ぎっくり腰は正しい初期処置を行うかどうかで、痛みの消失までの期間がかなり変わります。
正しい初期処置・・・受傷直後10分以内に氷のうなどを使ってアイシングをすること
謝った初期処置・・・長湯、その他温熱系・血行促進系対処、湿布(温・冷関係ありません)、何もせず仕事で無理をし続けた、飲酒をしていた等
野球中継で選手がケガをした際、トレーナーがすぐに駆けつけ、コールドスプレーで冷却するシーンを見たことはありますでしょうか?これがもし湿布を貼って試合に出続ける、試合が終わってからアイシングする、または温める、マッサージでほぐす等の処置をすれば、パンパンに腫れてしまい、翌日の試合には出られなくなります。
ぎっくり腰に限らず、寝違えや足などの捻挫、打撲、肉離れ等、「急に痛みが出たもの」は受傷直後10分以内の冷却(できれば氷のうによるアイシング)が、どの治療法よりも勝る最善の方法になります。
※冷シップは効果が全く違うため代用になりませんのでご注意ください。
※妊娠中の方は、気持ちがいいと感じる場合のみアイシングをしてください。
「腰は冷やすのではなく温めた方がよいのでは?」と質問を受けることがあります。これは炎症のない慢性的な腰痛に限る話であり、また慢性腰痛であっても、現在は温める方法そのものがほとんど無くなっています。
急に痛みが出たものは、いわゆる「ケガ」ですので、中で出血しているため、まず直ぐに冷やすことで血管を収縮させ止血することが、炎症を最小限に抑えるためにも、早期に治癒させるためにも重要なポイントになります。 (体の外側に傷を負った際に皆さんは絆創膏や包帯等ですぐ止血しますよね?それと同じような状況が中で起きていると考えていただければ理解しやすいと思います。)
逆に間違った初期処置をしてしまうと、受傷直後の損傷に悪化要因がプラスされ、全体の損傷程度としては重度になってしまいます。この場合は痛みの消失まで7日~14日ほどかかる場合があります。
ぎっくり腰を発症したら、空いている医療機関を必死に探すことに時間を費やすよりも、まず直ぐにアイシングすることをお薦めします。
当院では、痛みの直接的な原因になっている骨盤や脊椎の歪みを初回の時点で改善させます。関節のズレや歪みは残したままだと、炎症の起きている傷口が素早く治っていかないためです。骨折した際に、まず骨同士を元の状態に戻してくっつけておくのと同じです。
施術の際に取っていただく体勢は、一番楽な姿勢で構いません。座ったまま、立ったままでも施術は可能です。